人を知る料飲系

調理―割烹 一作

1999年入社

割烹 一作

森園 摂Osamu Morizono

Osamu Morizono

お客様の好みに合わせた季節の料理を
最高のおもてなしでご提供できる喜びがあります。

現在のお仕事を教えてください

現在のお仕事を教えてください

調理を担当する板前として、日本全国から集めた季節の食材を使った日本料理をご提供しています。現在は調理場を取り仕切る立場として、後進の指導・育成もおこなっています。

入社のいきさつを教えてください

学生時代は大阪の調理師学校に通っていましたが、地元の鹿児島に戻って就職をしたいと考えていました。就職相談の際にそのことを話したところ、一作の当時の大将が同じ学校出身ということで、「鹿児島だったら一作がおすすめだよ」と紹介していただきました。さっそく帰省した際に、店を見に行ってみることに。周囲には華美な飲食店が多いなか、一作は外観から落ち着いていて、隠れ家のような佇まいが印象的だったのを覚えています。すぐに気に入り、入社を決めました。

入社前後で自分が変わったと思うところ

入社前後で自分が変わったと思うところ

やはり忍耐強さや我慢強さが身についたところでしょうか。入社当時は仕込みから閉店までの業務をきちんとやり遂げることに本当に苦労しましたが、その下積みの時代があったからこそ、今の自分があると考えています。当時の先輩方は仕事中には厳しく指導してくれる一方、仕事が終われば飲みに連れていってくれるような温かい人たちでした。今では自分が後輩たちに同じようにしてあげられるよう、心がけています。

仕事の役割・やりがいについて

お客様それぞれに合わせた季節の料理をご提供するのが私たちの役割です。お客様から貴重な時間をいただいているわけですから、限られた時間で最高のおもてなしをしなくてはなりません。お客様のお好みの酒肴を見極めるなど、状況に則した判断は不可欠。一人ひとりのお客様に向き合いながら、旬の食材を選び、こだわりの器でお出しする――これが最高のおもてなしにつながります。

また、一作は南九イリョーの料飲部門ですので、営業が接待で利用することもあります。その際には事前にお客様の好みなどを聞いて、どうしたら喜んでいただけるかを第一に考えています。このように、さまざまなお客様と出会える機会がありますので、板前としてだけでなく、ひとりの人間として「人生の糧」となるものを得られていると感じます。

南九イリョーグループの魅力とは

南九イリョーグループの魅力とは

南九イリョーグループには一作も含め、各拠点で多くの社員が働いています。働く場所は違っても、社員一丸となってひとつの目標に向かっているところが魅力だと思います。

現在の目標について

一作は地方都市の小さな料理屋ではありますが、大都市の一流料亭にも劣らない料理をご提供し続け、日本料理の真髄を発信する場所として価値を高めていきたいと思っています。また、南九イリョーグループの料飲部門として、会社における一作の役割も追求していきたいですね。社員にプライベートで特別な日に訪れたいと思ってもらえるようなお店にしていけたら、とても嬉しいです。

未来の同僚へメッセージ

未来の同僚へメッセージ

一作の調理場は日本中から集めた素晴らしい食材を扱うことができるため、板前として最高の環境を与えてもらっていると感じます。仲居は接客を基本から学べ、日常生活にも活かせる美しい所作を身につけることができます。どんな仕事でも厳しくつらいことはありますが、そこを乗り越えることで得られる喜びがあります。ぜひ一緒に、その喜びを分かち合っていきましょう。